【投資の勉強】毎日チャートドリル 50日目【過去検証】

今日のチャート過去検証は、
50日目ということでやや上級問題!

新日本空調(1952)の株価です。
名前の通り空調設備の設計施工を行う会社。
東京ミッドタウンや帝国ホテルから、原子力研究所
までさまざまな空調設備を手がけている会社です!

新日本空調(1952)出題チャート

さて、このあとどうなるでしょうか?
上がる?下がる?それともレンジ(もみ合い)?


正解は・・・

 

 

 

 

 

 

新日本空調(1952)正解チャート

 

下がって上がって下がってレンジ。

詳しく説明すると、
(キリの良い株価2000円まで)下がって、
(過去の高値の半分くらいまで)上がって、
(上がった半分くらいまで)下がってレンジ。

どこをゴールにするかで正解は変わってくるので、
短期(数日~1ヶ月後)の予想だと下がる!が正解。
中期(数ヶ月)だと上がる~レンジが正解です。


そして短期予想の
出題チャート時点での材料はこちら↓
①2200円台から落ちたローソク足
 過去にやや意識されていた2200円を
 下回ったことによる下落シグナル。

 青色の陰線であればすぐに下落の予感だったが、
 陽線でしかも2150円が意識されているため、
 そこも下回れば下落が加速するのではと予想。

ローソク足の推移を見ると下降トレンド中
 チャートに引いた2本の斜めラインは、
 ローソク足の底(安値)と頂点(高値)付近を
 それぞれ繋げて引いたトレンドラインです。
 右下がりで枠の中を推移していることから、
 下降トレンド中だということが分かります。

 一度上に抜けて、再び元に戻ってきたのも
 大きなポイント!下降トレンドが強い証拠です。

移動平均線デッドクロス
 チャートの矢印部分で長期(75日)の移動平均線
 中期(25日)の移動平均線が下に抜けクロス!
 これはテクニカル分析でよく紹介される
 売りのサインです。

 交差する角度が直角に近ければ近いほど、
 サインの強さが伺えます。


このようなシグナルから下がると予想。
次はどこまで下がるのかという点。

注目するのは2箇所!
「過去の安値」と「キリの良い株価」です。
ちょうどどちらも条件に合うのが2000円。
チャートを見るとやはりそこで止まっています。

その後上昇を示す陽線が続き、
先ほど引いたトレンドラインと、
中期(25日)の移動平均線を上抜けし、
上昇トレンドへと変わっていきますが、
こちらもどこまで上がるのかという点が重要。

注目するのは同じ、
「過去の(高)値」と「キリの良い株価」です。
ただ、過去の高値が目前ではない場合、
次に注目されるのが、「過去の高値の半値」

「半値戻し」という言葉をよく使いますが、
下落した半分の値まで株価が戻ることをいい、
チャートを見ると、それが成立した後再び下落。
そんな下落も半値あたりで止まっていますね。


今日のチャート過去検証は、テクニカル分析
ぎゅっと凝縮したかのようなチャートだったので、
内容が濃くなってしまいましたが、こんな分析を
エントリー前に行う癖がつけられたらベスト!