【投資の勉強】毎日チャートドリル 167日目【過去検証】

今日のチャート過去検証は、
インテージホールディングス(4326)の株価です。

日本で唯一、消費と販売の両パネル調査網を持つ。
市場調査分野で国内首位。医薬向け調査も展開。

パネル調査とは、調査対象者を固定し、
同じ質問の調査を繰り返すアンケート調査のこと。

インテージホールディングス(4326)出題チャート

さて、このあとどうなるでしょうか?
上がる?下がる?それともレンジ(もみ合い)?


正解は・・・

 

 

 

 

 

 

インテージホールディングス(4326)正解チャート

 

もみ合ったのちに上がる!


上値抵抗線を突破し、やや下落後、
抵抗線付近での反発上昇が確認できましたが、
翌日に高値を更新できず下落。

高値と旧抵抗線でのレンジが続き、
長期移動平均線が近づいてきたところで、
ようやく高値を更新し上昇となりました。


実は、昨日の検証とよく似たチャートパターン。
見てくれていた方は、すぐに上がる!と
予想を立てたかもしれません。

↓昨日の検証チャート

昨日の検証チャート

 

すぐに上がらなかった一番の理由は、
“高値の更新”ができなかったことです。
では、なぜ更新ができなかったのか、
違いを見ていきましょう。

・上値抵抗線を突破した時の勢いの違い
 今日:ローソク足[小]=ゆっくり上昇
 昨日:ローソク足[特大]=急騰

・レンジの期間の違い
 今日:約2か月
 昨日:約4か月

・値幅の違い
 今日:チャートの目盛り 50円単位
 昨日:チャートの目盛り 200円単位


これらに共通して言えることは、
『注目度』の違いです。

注目度の高い昨日のチャートでは、
長いレンジ相場を見守ってきた投資家たちが、
上値抵抗線の突破を確認すると、儲け損なわぬよう
一斉に買い始めたことが伺えます。

一方、注目度の低い今日のチャートでは、
上値抵抗線を突破しても買う投資家は少なく、
じわじわと上昇した後は、再びレンジ相場と
なってしまっています。

そんな重要な要素の「注目度」は「出来高」という
指標で確認することができます。

出来高とは、売買が成立した株数のことで、
100株買う&100株売る=出来高100となります。

では、両チャートの出来高を見ていきましょう。

↓今日のチャートの出来高

今日のチャートの出来高

↓昨日のチャートの出来高

昨日のチャートの出来高

 

平常時50000前後の今日のチャートに比べ、
倍以上の出来高があることが確認できます。

また、縦に黒い線が入っているところは、
チャート出題時の反発上昇を確認した場面です。
その少し前に上値抵抗線を突破していますが、
売買量の多さが明らかに違うことが分かります。
昨日のチャートはそれだけ注目されていたことが
分かり、勢いの違いを感じますね。


このように、出来高はトレンドの初動を
発見することにも長けているので、
売買の前に一度はチェックしておきたいですね。